概要
CHF-PVMT01は、PVモジュールの背面に取り付ける温度センサです。PVモジュールの効率は、モジュール自体の温度によって変動します。このセンサを使用することで、その温度依存性に対する性能指標を推定・補正することができます。センサ自体も、IEC 61724-1で要求する仕様を満たし、または上回る性能を有しています。
センサはPt1000クラスAで、精度を高めるために4線式を採用しています。 小型のアルマイト処理を施したアルミニウムディスクのハウジングに収納されており、その小型さが両面発電モジュールへの影響を最小限に抑えます。(IECでは、セルの表面積の10%以上を遮らないことが規定されています)
センサの接着剤は、屋外での長期使用に耐えるものが使用されています。優れた熱特性を備えた素材で、IEC規格で求められる総熱伝達率 500W/(m²・K) 以上の性能を有しています。
CHF-PVMT01のケーブルは、柔軟性と優れた耐候性を兼ね備えた細いケーブルです。両面発電モジュールに使用する場合は、IEC推奨に従ってセル間に配線すべきですが、ケーブルが細いため、測定精度向上を助けるだけなく、センサ接着剤にかかる負荷の低減にも一役買っています。標準のケーブル長は1mですが、延長も簡単に行うことができます。
特長
- 高い測定精度
- IEC 61724-1:2021 に準拠
- 耐候性のある接着剤
- 両面発電モジュールへの影響を最小限に抑えるための小型センサハウジング
- 両面発電モジュールのセル間の配線に適した細いケーブル
- ケーブルが細いのでセンサを固定している接着剤への負荷が最小限に
- 容易に延長可能なケーブル
- 保護等級:IP67
仕様
スクロールすることができます
センサタイプ | 温度センサ |
型式 | CHF-PVMT01 |
規格 | Pt1000 クラスA 白金測温抵抗体 JIS C1604-2013相当 |
配線方式 | 4 線式 |
センサ筐体 (アルミニウムディスク) |
素材:アルマイト処理アルミニウム 直径:25 mm 厚さ:5.5 mm 重さ:約0.5 kg(1mケーブル含む) |
定格動作温度範囲 |
センサ、ケーブル: -40℃~ +150 ℃ コネクタ: ‐40℃~+80℃ |
許容差(精度) | ± (0.15 + 0.002∙T) °C |
必要センサ数 |
モニタリングステーション:ステーション1つにつき3個必要 PVシステム:最低6個(IEC 61724-1に従ったシステムの規模に依る) |
IP等級 | IP67 |
絶縁抵抗 | > 2 GΩ @1 kV(IEC 60060-1 準拠) |
接着素材 |
素材:アクリルシール 厚み: 0.13 mm 熱伝達率:> 500 W/(m²·K) (IEC 61724-1 の要求による) |
ケーブル |
ケーブル長:1 m ケーブル外径:2.5 mm コネクタ:4P オス M12-A |
その他 |
1商品あたり10センサ入り
【同梱品】 設置手順書、IPAウェットワイプ×1枚、ソーラークリップ×2個、ポリエステルテープ×2枚 |
参考図

② 離型紙付き接着剤
③ ケーブル;標準長 1 m
④ 製品ラベル
⑤ コネクタ

表

裏

接着剤保護用の離型紙
設置方法



センサを数秒間押しつけ、取り付け面にしっかりと接着させます。





メンテナンス
CHF-PVMT01は、ほとんどメンテナンスを必要としません。
定期的に損傷、汚れ、PVパネルへの取り付け状況、コネクタの接続状態を確認してください。