炎・高温・曲面・防爆、測れなかった領域まで。

熱流センサー

熱流センサにおいてリーディングカンパニーの
Hukseflux(ハクセフラックス)社は、様々な用途の
熱流センサを提供しております

お客様の使用目的に合わせて、柔軟な薄膜タイプ
(FHFシリーズ)、高熱流向け水冷式タイプ、プラント向け防爆対応タイプなどから選択いただけます。

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【約2分】取付〜計測までの一連の流れを動画でカンタン解説

熱流センサー 製品ラインナップ

HukseFlux社について

Hukseflux社はエネルギー移動計測のリーディングカンパニーです。
1993年の創立時からHukseflux社は、エネルギー移動計測のセンサーと計測システムの製造販売を行っています。
熱流束計測および日射計測に関しては世界トップクラスの実績とともに、お客様へのサポートをワールドワイドで行っています。クリマテック(株)はHukseflux社の日本における総代理店として、機器の販売、修理、校正をご提供しております。

熱流束とは

温度センサは計測ポイントの温度を計測を行いますが、熱流計は計測ポイントの熱の移動をみる事ができるセンサーです。計測ポイントの温度は周辺の熱の移動により決まってきます。計測対象から熱が周辺に移動しているか、もしくは計測ポイント周辺から熱が計測ポイントに移動しているかを見分けることができます。
熱流=単位面積・単位時間に移動するエネルギーです。
単位は(W/m2)で表せられます。

熱流束(熱フラックス)とは?温度や熱との違い、3つの熱伝達を解説

熱流計測の目的

  • ・計測対象物の熱の放出と吸収を切り分ける。
  • ・熱の移動量を定量化する。
  • ・温度変化ではとらえきれない熱移動が把握できる。
放射熱伝達と対流熱伝達の分離測定ガイド

アプリケーション

  • ・断熱材の評価
  • ・空調(冷暖房の効率)の評価
  • ・CAE(Computer Aided Engineering)熱流体解析シュミレーションの評価
  • ・工業プラントプロセスの管理(チャンバー内の汚れ検知など)、評価
  • ・オーブンの管理、評価
熱流センサ アプリケーション事例

熱流の種類

熱流は「放射」、「対流」、「伝導」3種類の熱移動パターンに区別することができます。

  • 放射

  • 対流

  • 伝導

放射熱伝達と対流熱伝達の分離測定ガイド

熱流センサー計測原理

熱流計はセンサ表裏の温度差を計測することで熱流を求めます。センサ自体が非常に薄く、既知の熱伝導率を持つために高速・正確に熱流を計測することが可能です。表裏の温度差を計測するために、熱流計は複数の熱電対で校正された熱電堆(サーモパイル)により構成されています。
熱電堆を熱が移動することにより温度差が発生し、それが起電力(微小電圧)として出力されます。

カロリーメータ(熱量計)の技術解説:原理、種類、および熱流センサとの差異

熱流計測の導入例

  • 工業プラント

    プロセス管理、温度管理、以上の発熱検知
  • 建築

    断熱材の評価、暖房効率の計測
  • 自動車関連

    部品の発熱、空調評価
  • CAE熱流解析の検証用

  • 火災実験

  • 電子基盤の測定

  • 快適性

    人体の発熱
  • 衣類の評価

  • オーブンの熱流測定

熱流センサーQ&A

熱流束とは、単位面積当たりに熱エネルギーが表面を通過することで、単位はW/m^2です。その測定は、熱管理、エネルギー変換、材料科学などのプロセスにおいて極めて重要です。

熱流束は温度差によって生じます。熱力学の法則によれば、熱は常に高い温度から低い温度へと流れる。この熱の流れは、システムや物体が熱平衡に達するまで続きます。

熱流センサーは、表面を通過する熱エネルギーの量を測定し、通常は温度も測定します。ユーザーは、熱源とシンクの間など、熱伝達が存在する経路にこれらのセンサーを設置し、熱が通過すると、センサーは1平方メートルあたりのワット[W/m2]を測定します。これらのセンサーは、薄くて繊細なフィルム状であったり、堅牢なハウジングを持つセンサーであったりします。
熱流束測定は、熱の強さだけでなく方向も示します。これは熱設計を最適化する上で極めて重要となります。

熱流束は、熱の伝わり方(伝導、対流、輻射)によって異なる公式を用いて計算することができます。

しばしば熱流量と熱流束を混同されます。両者は熱力学において関連する量であるが、その意味は異なります。熱流束は単位面積当たりの熱伝達率で、単位はワット毎平方メートル(W/m2)である。熱流束には大きさと方向の両方がある。特定の面積をどれだけのエネルギーが通過するかを測定する局所的な測定である。表面を通して測定するため、熱流密度とも呼ばれることがある。
しかし、熱流量ヒートフローは、ワット[W]単位で測定される伝達された熱の総量を指す。これはスカラー量であり、伝達されるエネルギーの大きさのみを測定することを意味する。ヒートフローは、1秒間に表面積全体を通してどれだけの熱が移動するかを示します。例えば、建物を暖房する場合、ヒートフローは1秒間に建物に入るエネルギーと建物から出るエネルギーの合計になります。
つまり、熱流束は強さと方向、熱流量は総量を表す。どちらも時間単位である。どちらも熱の移動を伴うシステムを理解する上で重要ですが、目的は異なります。

熱流束と温度は関連しているが、熱物理学では異なる性質を持っています。熱流束とは、熱エネルギーが1秒間に単位面積を移動する速度のことである。単位時間あたりにどれだけのエネルギーが、どの方向に移動するかがわかる。
これに対して温度は、熱の移動がなくても存在できます。温度は粒子の平均運動エネルギーに関係し粒子の運動エネルギーが大きいほど、温度は高くなります。

計測温度が校正時温度と差がある場合温度補正は必要になります。各センサにより補正係数が決まっています。

ATEXおよびJPExには非対応です。
CHF-IHF01,CHF-IHF02,CHF-HF05についてはATEX対応品となっておりますのでそちらをご検討ください。

メーカーの校正証明書が付属します。
構成はASTM C1130 – 21に従ったトレーサブルな機器を使って工場にて行われております。

その場所の平均的な熱流量が出力されます。

熱電対およびミリボルト単位の電圧が計測可能なロガーであれば特に条件はありません。
センサーのモデルと想定される熱量、許容できる分解能を考慮してお客様の方でご判断ください。

半導体タイプは計測素材による差が大きくなっています。
また、FHFシリーズは半導体タイプより耐久性が高いことが実験で示されています。
これはセンサーを曲げた時に顕著で、本来曲げ角にかかわらず内部抵抗の変化がないものが理想ですが、半導体タイプは曲げ角により内部抵抗が変化するものがあるためと考えられます。

2年が推奨です。
弊社までセンサーを送り返していただいてからメーカー(オランダHukseflux社)での校正となります。
センサーの状況によってはお受けできない可能性もありますので、営業担当へお問い合わせください。

校正済みのセンサーを校正対象のセンサーと並べて計測することで比較校正が可能です。
同じ型式のセンサーを使い、200W/m2以上の熱量で24時間以上かけて校正することをお勧めします。
詳細は取扱説明書を参照ください。

デモ品はございますが、数に限りがありますので詳細はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

レンタル品はございません。

熱流センサに関する
お問い合わせ

熱流センサに関する詳細な情報や、お客様の用途に最適なセンサ選定のご相談がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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