概要
CHF-SBG01
センサー(左)
カバー(右)
CHF-SBG03
CHF-SBG01/SBG03は水冷式の熱(放射)フラックス(熱流)センサーです。ISO規格では2008年に熱流計として 規定されています。SBG01は火炎テストの標準機となっています。 SBG01主たる目的は燃焼性試験、燃焼速度試験、可燃性試験火炎など危険性評価試験における炎(火炎) の研究です。またテスト機器の校正順規として使用できます。例として可燃性および煙室試験などです。 SBG01はASTMおよびISOの標準試験方法での要求項目に順規しています。経済的なCHF-SBG01/SBG03センサーにより、炎(火炎)の熱フラックス計測が容易になりました。
集光式太陽光発電など、高熱フラックスにはこちらのセンサーを
この種の強制冷却式熱フラックスセンサーは、熱放射環境が厳しいところで動くように設計されています。センサー自体は熱電堆方式のため、電源不要で熱フ ラックスに比例した電圧出力が得られます。あまり温度の高くならない環境であれば、水道水により冷却しながら測定することが可能になります。
特徴
CHF-SBG01/SBG03には6種類のレンジがあります。従来のガードンゲージのフォイルテクノロジーの利点と、従来のシュミッド・ボエルター式ゲージのサーモパイルテクノロジーの利点を組み合わせた、新しいセンサー設計を備えています。 SBG01にはいくつかの特徴があります
- タケノコ型のチューブ接続部(CHF-SBG01)
- 高温、厚い壁に適用可能なパイプ式接続部(CHF-SBG03)
- 傷のつきにくいアブソーバーコーティング(感部表面がわずかに窪んでます)
- 保護キャップ強固な冷却水供給ステンレスパイプ
記録
熱流計の記録は通常平均か積算してJの単位で記録します。
例)1時間の平均熱流量(W/m2*3600秒=1時間の積算熱流量(J/m2)
精度良く、または複数記録するならC-CR300/C-CR800/C-CR1000X
安価に記録するのであれば、小型ロガー(平均可能)
火災実験時のセンサー設置状況
早稲田大学 長谷見研究室提供
保管時のカバー装着状態
仕様
スクロールすることができます
型式 | CHF-SBG01 | CHF-SBG03 |
測定方式 | Gardon and Schmidt-Boelter ガードン・シュミット・ボエルター方式 |
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冷却水の温度範囲 | +10 ~ +30 ℃ | |
冷却水の量と種類 | > 10 L/hr 推奨: 30 L/h @ 3 bar (水道水) |
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測定範囲 | 5, 10, 20, 50, 100, 200kWm-2 | |
応答速度 5 to 10 kW/m2 20 to 50 kW/m2 100 to 200 kW/m2 |
< 450 ms (63%) < 250 ms (63%) < 200 ms (63%) |
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耐用範囲 | 測定範囲の150% | |
出力信号 | DC電圧 > 5 mV (各測定範囲) | |
測定波長範囲 | < 50,000 nm | |
視野角 | 180 度 | |
放射率 | > 0.95 | |
校正 | トレーサビリティー:ITS-90 校正方法:ISO 14934-3 |
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本体寸法 | 25.4φ×25.4Lmm(フランジ除く) | |
パイプ部寸法 | タケノコ:内径2、外径4.2×16Lmm | 水冷パイプ: 1/8” L=150mm 外径3.18mm/T=0.71mm x |
材質 | 本体:真鍮 ニッケルメッキ パイプ:ステンレス | |
水冷用チューブ | 内径4mmのシリコンチューブ推奨 | |
ケーブル | テフロンケーブル 2m標準 | |
注文時必要情報 | 測定範囲/ケーブル長 |
仕様図
CHF-SBG01
水冷用チューブ:内径4mmのシリコンチューブ推奨
CHF-SBG03
水冷用パイプが15cmあるので、壁から十分な距離を取る事ができます。
推奨ロガー
HIOKI 熱流ロガー LR8432
- 熱流センサで熱の量と流れを測定
- 温度・電圧も測定可能
- 測定データをUSBメモリに記録し、手軽にPCに持っていくことができます!長期間に渡る測定は、信頼のCFカードに安心記録!
- アナログ入力10ch絶縁、最高感度10mV
- 全チャネルで10msの最高サンプリングが可能
- 生波形と演算後の波形を2つ同時に記録(熱貫流率などの波形演算)
- ダブルゲージで2本の目盛りを表示可能
HIOKI メモリハイロガー LR8450-01 (無線LAN搭載モデル)
- 無線LAN搭載モデル/直結ユニット,無線ユニット増設で最大330ch
- 圧力など各種センサーの出力電圧を1msサンプリングで測定
- ひずみゲージを直接接続して最速1msサンプリングで測定
- インバータなど高電圧・高周波周辺でも安定測定、ノイズの影響を大幅に低減
- 無線ユニットを使えば信号線の配線長を最短にでき、トラブルを防止
- 無線LAN搭載のロガーを使えば、離れた場所のデータをPCで観測可能