陸も海も空も、多様なフィールドを見える化。
国内外の多様な環境で、計測システムを一社完結で提供します。
クリマテックは、自然計測のシステムインテグレーターとして、国内外のあらゆる環境で計測システムの設計から設置・メンテナンスまでを行っています。
大学や研究機関はもちろん、近年はSDGs・ESGの文脈で再生可能エネルギー発電環境や地中・海洋環境のモニタリングなど、企業の新たな計測ニーズにも対応。
山岳・農業・森林・雪氷・道路・海洋など、どのような条件下でも確かなデータを提供し、環境の変化を数値に変えます。
気象業務法に基づき、一般公開や予報には検定済みの気象機器が必須となります。観測データの信頼性と正確性を保ち、公共の安全に貢献するためです。
適切な気象観測を行うためには、『気象観測の手引き(気象庁)』に準拠した計測場所の選定と統計方法の適用が非常に重要です。
メンテナンスが容易で高精度な超音波風向風速計や、高湿度下でも安定したデータが得られる加温式露点計を推奨しております。
クリマテックでは過酷な環境や無電源環境でも確実に動作するシステムについて多くの実績があります。
海上での気象観測は、海水や潮風による腐食が最大の課題です。観測システムはステンレスやチタン、樹脂など耐海水性の高い素材で構築し、長期稼働を確保する必要があります。
また、船の揺動によるデータ誤差を防ぐため傾斜センサーとGPSを併用し、揺れと船の向き/動きを補正して真風向・真風速を算出します。雨量は揺動の影響を受けない船舶用雨量計を使います。ケーブル保護や安定した電源供給も船上観測には不可欠です。
工場では、品質管理やDX推進のため計測センサーが不可欠です。既存システムへの統合には、多くの制御システムで標準対応している4-20mAまたはRS-485(Modbus)出力を持つセンサーが適しています。
4-20mAあるいはRS-485出力は、ノイズに強く長距離伝送が可能で、工場環境でのデータ信頼性を高めます。
温度や湿度のような一般的な環境計測の他にも、工業廃水管理のために用水路の流量計測も必要になります。
効率的な運用には高精度な気象データと発電データの計測が不可欠です。国際規格に準拠した計測が推奨され、これにより発電所の客観的評価が可能になります。
日射計はISO9060:2018で定められたクラス(Class A, B, C)から発電所の規模に合わせて選定し、斜面日射と水平日射の両方を計測します。
車の安全運行に気象データは重要な役割を果たします。主な観測項目として風向風速、雨量、視程(特に霧や雨、降雪など視界不良時)、路面状態(乾燥、濡れ、凍結)になります。
特に冬季間の安全管理に重要な雪氷観測、路面凍結検知の正確な情報は近年重要視されてきております。観測機器に関しても気象庁検定に対応した防氷対策を施したヒータ付き機器の使用を推奨いたします。
森林は、その垂直方向(林冠から林床まで)と水平方向(林内から林縁、開けた場所まで)において、光環境、温度、湿度、風速、土壌水分などの環境要因が大きく異なります。これらの正確な把握には複数のセンサーを多様な位置に配置する多点観測が一般的です。
観測システムの構築では、機器費用に加え法令を考慮した観測タワーの建設と電源の敷設が課題となります。特にガスフラックス測定には林冠上のタワーが必須です。
推奨機器は、CO2や水蒸気を連続測定する高精度ガス濃度計と、空気の流れを捉える三次元超音波風向風速計です。
関連製品
CYG-86000
2成分超音波風速計
CVS-HMP155AT
温湿度センサー
CHF-SR05
全天日射計
CAP-SQ-500-SS
シリコン光量子センサー
C-PHYTOS-31
葉面濡れセンサー
CHF-NR01
4成分放射収支計
CVS-PTB210
アナログ/デジタル気圧計
CTKF-1
雨量計(0.5mm)
CACC-TDR-315N
土壌水分センサー
SoilVUE
土壌水分プロファイル センサー
C-PTWP-10
(白金測温抵抗体)温度計
CACC-TDR-315N
土壌水分センサー
C-SnowVUE10
デジタル積雪深センサー
C-IRGASON
一体型CO2/H2Oオープンパスアナライザー
河川や湖沼での水文観測は、治水・利水・環境保全に不可欠です。表面流速の計測はこれまでの主流だった浮子から非接触の電波式が普及してきています。流速は風の影響を受けることがあるため、風向風速計の併用でより正確なデータが得られます。
橋梁への機器設置では、景観と通行に配慮したコンパクトなモデルを選びましょう。ケーブル敷設が困難な場所では、無線接続対応のシステムや太陽光発電による独立電源を導入することで、設置場所の制約を克服し、効率的な観測が可能になります。
雪氷観測では厳しい低温環境下に耐えることのできるセンサー選択が必要です。特に凍結防止のためのヒーター付モデルが必須になります。
一般的な気象要素(気温、湿度、積雪深、視程)の観測の他に、道路維持管理では路面の凍結状態の観測を行います。
風況観測では、一般的に60mのマストに風速・風向計を高度別に設置したり、ドップラーライダーを用いて風速プロファイル観測を行います。
NK認証には、IEC規格1st Classの風速計・風向計を使用し、第三者機関による校正品が必須です。必要に応じて、気温・湿度・気圧も計測します。
一般気象に比べて高耐久性及び低消費電力の機器が求められます。立入りが困難な地点が多く、データ回収はリモートアクセスで行います。
観測項目は一般的な基本要素(風向、風速、温度、湿度、気圧、雨量)と積雪地域では積雪深になります。消費電力を計算して無電源での観測を行います。
農業では、作物の生育・収量・品質向上のため気象観測が極めて重要で、特に日照時間把握は欠かせません。圃場の多様性に対応するため、環境要素は複数のセンサーによる多点計測が推奨されます。
具体的には、適切な水管理のための土壌水分・EC・水ポテンシャルセンサー、根域環境を立体的に捉える土壌プロファイルセンサー、そして光合成に関連する日射、光量子(PAR)センサーが効果的です。
関連製品
CYG-5108
耐久型風向風速センサー
CVS-HMP155AT
温湿度センサー
CHF-SR05
全天日射計
CIS-162
日照計
CAP-SQ-500-SS
シリコン光量子センサー
C-PHYTOS-31
葉面濡れセンサー
CHF-NR01
4成分放射収支計
CVS-PTB210
アナログ/デジタル気圧計
CTKF-1
雨量計(0.5mm)
CACC-TDR-315N
土壌水分センサー
SoilVUE
土壌水分プロファイル センサー
C-PTWP-10
(白金測温抵抗体)温度計
CACC-TDR-315N
土壌水分センサー
C-SnowVUE10
デジタル積雪深センサー
C-IRGASON
一体型CO2/H2Oオープンパスアナライザー
CHF-HFP01
熱流板
「こんな計測できますか?」
弊社はこれまで様々な自然環境下で計測システムを導入してまいりました。
お客様からいただくご要望に同じ条件のものは少なく、毎回その環境に合わせたシステムのご提案をさせていただいております。
ご相談ベースでも構いません、まずはお気軽にお問い合わせください。