CHF-FHF03/04/04SC
薄膜熱流センサー(FHF)

概要

CHF-FHF04/CHF-FHF04SC

CHF-FHF03
ロゴの読める面が表面
裏面→表面が+
CHF-FHF03およびCHF-FHF04はフレキシブルな厚さ0.4~0.8mm薄膜フィルム型の熱流センサーです。曲面に貼り付ける事ができるので、パイプや曲がった面などから 通過する熱量を測定しすることができます。このセンサーには、熱電堆と熱電対温度センサーが内蔵されており、フィルムと裏の温度差を増幅して電圧として出 力します。
CHF-FHF03およびCHF-FHF04はスプレイダーが新たに内蔵され、対象とする物体の時間的、面的熱の不均一性を平滑化し、測定の安定性を向上します。 (詳細はパンフレットをお読みください。)
CHF-FHF04SCはCHF-FHF04に更に面ヒータを取り付けたもので、センサーの感度のチェックを定期的に行う事ができます。
取付例

CHF-FHF04

CHF-FHF03
熱流センサおよび熱流計測について
仕様
スクロールすることができます
タイプ | 熱流板・熱流センサー ヒートフラックスセンサー |
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型式 | CHF-FHF04 CHF-FHF04SC(ヒータ付) |
CHF-FHF03 | ||
特長 | 熱吸収板内蔵 ヒータ付(SC) |
小型センサー 熱吸収板内蔵 (繰り返し屈曲は非推奨) |
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感度 | 9-13μV/W/m2 個別に校正表が付属 |
1.5-2.5μV/W/m2 個別に校正表が付属 |
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代表値:5.5μV/W/m2 | 代表値:2.0μV/W/m2 | |||
方向 | ロゴの読める面が表面 裏面→表面が+ |
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内部抵抗 | 160-240Ω | 20-30Ω | ||
温度範囲 | -70-+120℃ | -40~+150℃ | ||
温度依存性 | <0.2%/℃ | 0.3%/℃ | ||
非直線性 | <5 % (0-10kW/m2) | |||
熱抵抗 | 11*10-4 K/(W/m2) | 28 x 10-4 K/(W/m2) | ||
熱伝導率 | 0.36W/(m・K) | 0.29W/(m・K) | ||
応答速度 | 3秒 / 6秒(SC) | 15秒 | ||
測定範囲 | -10000~+10000W/m2(-10kW/m2~+10kW/m2) (ヒートシンク20℃の場合) |
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測定レンジ | ±200mV | ±25mV | ||
付属温度センサ- | T型 熱電対(CC) | |||
測定法 | HFPC | |||
校正 | ASTM1130-7 | |||
校正条件 | 20℃ 600W/m2のアルミ熱源とアルミ熱シンク | |||
大きさ | 50 x 50 x 0.4t mm 50 x 50 x 1t mm(SC) |
31 x 14.5 x 0.8t mm | ||
最小曲げ半径 | ≧7.5mm / ≧15mm(SC) | 25mm | ||
検知エリア | 30Lx30Wmm(9×10-4m2) | 25Lx10Wmm(2.5 x 10-4m2) | ||
ガードエリア | 16×10-4m2 22m/m(ガード厚さ/面積比) |
2 x 10-4m2 2.8 m/m(ガード厚さ/面積比) |
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防水性 | IP67 | |||
ケーブル(標準) | 2m(オプション5m) | |||
重さ | 50g(2mケーブル付) | |||
センサー電源 | 不要 |
センサー結線
スクロールすることができます
線色 | 出力 | 測定 |
赤 | +熱流出力 | 電圧 |
黒 | -熱流出力 | |
茶 | +熱電対温度 | T熱電対(CC) |
白 | -熱電対温度 | |
灰 | シールド |
大きさ、構成

①受感面(スプレイダー付)
②ガード
③温度センサー(T熱電対)
④ドット(表面表示)
⑤ジャンクション
⑥ケーブル(標準2m)

①受感面(スプレイダー付)
②ガード
③温度センサー(T熱電対)
④ステッカー(S/N、感度)
⑤ストレインリリーフ(張力緩和部)
⑥ケーブル(標準2m)
CHF- FHF04SC 仕様
ヒータ電源
CHF-FHF04SCのみヒータ電源 12VDC 1.44W
ヒータ抵抗100Ω±10% 定格24VDC
電流計測抵抗 10Ω±0.1% 0.25W <15ppm/℃推奨
ヒータ面積0.002062m2
自己テスト時間360sec 間隔180sec
ヒータ結線
CHF-FHF04SCのヒータ電源配線
スクロールすることができます
()
線色 | 出力 | 目的 |
黄 | +ヒータ電源 | ヒータ電源と電流測定 |
灰 | -ヒータ電源 | |
黄 | +ヒータ測定 | 印加電圧測定 |
灰 | -ヒータ測定 |

一方の組で電源印加と電流測定
もう一方で印加電圧を測定
推奨ロガー

熱流ロガー LR8432

ワイヤレス熱流ロガー LR8416
オプション
放射計測、対流計測




熱流測定はの常に放射、伝導、対流の影響を受けています。放射及び対流測定を別々に計測したい場合、「黒」「金」ステッカーオプションを使用することにより個々に計測することが可能になります。
「黒」は放射および対流に反応します。
「金」は放射を反射す為、対流のみに反応します。よって下記の計算が成り立ちます。
放射測定 + 対流測定 = 黒
対流測定 = 金
放射測定 = 黒 ― 金
各ステッカーは標準の熱流センサに後から貼ることも可能です、ご注文時に指定いただければ貼付して出荷も対応できます。
注意
粗面、低熱伝導率物への取付は校正条件とは異なるので要注意
校正条件(20°C 1350W/m2)と著しく異なる高温、低温環境、日射、熱放射を受ける面での使用にも注意。別の熱放射、対流の影響がある場合、オプションの「黒」「金」ステッカーにより放射、対流による熱流の切り分けが可能。
取付・設置
シリコンなどで測定面に接着
空気が間に入らないようにする。